ここでは、ボンバーマンオンライン(http://www.hudsonkingdom.jp/)の動画の撮影方法を解説しています。(最終更新日: 2008/04/29)
ハドソンキングダム移行により、ボンバーマン自体の要求スペックが大きく上がっています。今まで撮れてたものもうまくいかなくなっている可能性があるので注意してください。
ここに書かれていることを実行して何らかのトラブルを起こされても、当方は一切責任を取れません。
動画撮影に必要な七つ道具
前述したように、ここではDisplay2AVIを使って解説を進めていきます。
まず、Display2AVIをダウンロードしましょう。Vectorの配布ページからダウンロードしてください。普通にダウンロードすれば体験版として使うことができます。体験版では、機能制限として撮影した動画の右下に「Display2AVI Trial Version」と一言メッセージが重ねて録画されるだけで、他に製品版との違いはありません。
早速起動してみましょう。
っとその前に、ひとつだけやることがありました。動作を軽くするひとつの工夫です。ちょっと面倒ですがやってください。
デスクトップを右クリックし、メニューからプロパティを選択します。画面のプロパティが出てくるので、設定タブを開きます。(上画像)
画面の色(C) の項目を16ビットにします。できたらOKボタンでダイアログを閉じてください。
おまたせしました!Display2AVIを起動してください。
起動されました!既に設定してある画面で申し訳ないですが、勘弁してください。とりあえず、ここに書いてあるとおりに設定してみてください。
録画する範囲 | 位置 | サイズ |
---|---|---|
画面全体 | 0, 0 | 800, 600 |
フィールドのみ | 35, 46 | 688, 516 |
せこ技※ | 0, 0 | 800, 648 |
音を録るためには、ちょこっとめんどうな設定が必要になることがあります。ですが、音があるのとないのでは臨場感がまるで違いますので、がんばって音付き動画を作りましょう!
まずはタスクトレイ(タスクバーの右のほう、時計の隣のアイコンが並んでいる所)の音量マークを右クリックし、「ボリューム コントロールを開く」を選択します。ここにない場合は、コントロールパネルからアクセスしてください。
ボリューム コントロール画面のメニューバーの「オプション」から「プロパティ」の項目を選びます。
すると上のような画面が出てくるので、「録音」の項目から、「WAVE 出力ミックス」の項目にチェックを入れてOKを押します。この項目の名前はコンピュータによって違います。「出力」「Out」などの単語がくっついているものがそれですので、それにチェックを入れておいてください。
ここで設定を変えた場合は、一度Display2AVIを再起動してください。
Display2AVIの画面に戻り、録音の項目のプルダウンメニューから、先ほどチェックをつけた「~出力」「~Out」などの項目を選択します。これで大方の場合は録音することができるはずです。
「出力」「Out」などの項目がない環境もありますが(実は私もその一人なのですが)、その場合も工夫次第で録れるようにできると思います。色々な場合がありそうなので解説はできなさそうですが、私の場合は、コンピュータの外部出力と外部入力を直接ケーブルで繋げてしまって、「出力」「Out」でなく、「外部入力」や「Line-in」などを選択する手法で無理やり録音しています。参考までに…。
また、このソフトはまだWindows Vistaに未対応です。映像は録画できますが、録音は他のソフト(Audacityなど)を利用してください。
また、「オーディオソース」ボタンをクリックすると、音のサンプリング周波数、サンプリングサイズ、チャンネル数を設定するダイアログが出てきます。ボンバーマンオンラインを撮影する場合、「11025kHz 16bit 1Ch」と書いてある項目を選びます。これより上のものに設定しても、音質は変わりません(たぶん)。
設定は整ったので、早速撮影してみましょう。Display2AVIの画面の左下、○のマークのついている録画ボタンをクリックしてください。シュッと、画面がタスクトレイに入ったと思います。これが録画中の合図です。
タスクトレイのアイコンを右クリックして停止を選択するか、停止に設定したホットキーを押すことで録画が止まります。
一度停止したら、動画ファイルが出来上がっているはずです。保存先で設定した動画ファイルを再生してみましょう。デスクトップが映っていれば成功です。ボンバーマンを起動して同様にやってみましょう:)
撮った動画は、ファイルサイズがやたらと大きいので、動画の圧縮、場合によっては場面のトリミング作業も必要になってきます。
動画の編集には、「AviUtl」というソフトウェアを使用します。配布元からDLして適当なフォルダに解凍してください。AviUtlは、フリーウェアでも多彩な機能を持ち、全ての使いこなすのは大変です。なので、ここでは最低限の編集のやり方だけを紹介しておきます。
まずは起動してみましょう。
最初に、撮影したボンバーマンの動画を扱えるようにするためにちょこっと設定をします。
ファイルメニューの環境設定→システム設定を選択してください。上の画像のような画面が出てくるので、赤丸で囲われている「幅」と「高さ」の項目をそれぞれ「800」「648」以上に設定します。この設定をしないと、大きなサイズの動画が読み込めません。
OKボタンを押したら、直後に必ずAviUtlを再起動してください。そうしないと設定が反映されないようです。
編集したい動画ファイルを、ドラッグ&ドロップもしくはファイルメニューの開くから開いてください。
開いたところです。左上に見える矢印に棒がついたマークは、フレームの選択範囲の端を示しています。動画をロードした直後は全フレームが選択されています。
トリミングの仕方ですが、まずいらないフレーム(削除するフレーム)を選択します。
下のバーをドラッグしたり矢印キーで調節して、切り取りをはじめたいフレームにあわせ、右から二番目のボタンをクリックします。
次に終点を指定します。
同じようにして、終わりのフレームにバーを合わせ、一番右のボタンをクリックします。これで削除したいフレームの範囲を決定できたと思うので、メニューバーの編集から、「選択範囲のフレーム削除」を選びます。これで切り取り作業は完了。
次に動画の要らない部分をカットします。この動画は縦を48ピクセル大きく撮影したので、下の黒い部分ができています。この部分を切り取れば鬱陶しい文字も消せますね。クリッピングと呼ばれる作業です。
設定メニューから、「クリッピング&リサイズの設定」を選択します。出てきたダイアログの右上にチェックを入れて設定を有効にします。下 と書いてあるバーを調節して48に合わせます。これで文字は消えました。
さあ、とうとう最後の工程、圧縮です。
ファイルメニューからのAVI出力を選択すると、上の画像のような画面が出てきます。この画面で圧縮の設定を行います。
「ビデオ圧縮」ボタンをクリックし、出てきたダイアログのプルダウンメニューから、DivXコーデックを選びます。ない場合はDivXをもう一度インストールしてみてください。無料版のもので結構です。
選んだら、さらに設定ボタンをクリックします。
まず、「認定プロファイル」から、「1080高画質プロファイル」を選択します。これで高解像度の動画も圧縮が可能になります。
次にビットレートを設定します。大きくするほど綺麗に圧縮されますが、ファイルサイズもその分大きくなってしまいます。単位はkbps(Kilo Bit Per Second)です。500から700あたりで十分だと思います。
最後にファイル名を決めて、保存します。これで動画撮影の一環は終了。お疲れ様でした。動画の圧縮には数時間かかることもあるので、気長に待ちましょう。
これでひとまず動画撮影の解説はおしまいです。質問があれば随時FAQという形で追加しようと思いますが、うまくいかないなどの質問がありましたら、僕のサイトのトップページ下部の一行掲示板に書き込んでいってください。できる限りのサポートはするつもりです。