局面と戦術
これは私の持論ではあるが、状況を気にせずに同じ型で攻めているだけでは、強くないし強くなりもできない。自分の状況、相手の状況、アイテムの状況、フィールドの状況など、色々な要素から戦い方を臨機応変に変えていくのが賢い戦い方だ。
序盤の戦い方
序盤特有のアイテムが少なく、フィールドもブロックで満たされている状況は、くだらないミスで死ぬ確率が非常に高い。ボンバーマンを語るときに避けては通れない、一番最初の例のミスはともかくとして、他のいくつかのパターンを見てみよう。
相手が自分の領域に侵入してきた
アイテム差がつきやすい序盤では、相手とのアイテム差を深く考慮しなければならない。序盤で近くの対戦相手がブロックを壊して入ってきた時は、まず冷静になり、相手とのアイテム差を見極めよう。このためにも近くの敵のとったアイテムは少なくとも把握してなければならない。そして相手の出方を最大限まで読むこと。相手のアイテム数が頭に入っていれば、出方は自ずと限られくる。
初期投げされた
現在のBOの仕様では、開始地点付近にはパワーグローブ・ボムパンチは出ない仕様になっている。よって不可避な死亡はしないはずだが、あくまで序盤、ふと気を緩めると避けられない状況を作ってしまうことも多々ある。常に集中して、相手より不利な場所に安易に移動をしないように、逆サイドには周辺視野をフル活用して注意を払うことが大事だ。
ブロックは効率よく
アイテムを少しでも多く集めるため、ブロックはしっかりと考えて破壊しなければならない。これについては前項に詳しく書いてある。しかしつなげないように意識しすぎるが故に、極端に壊すブロックが減ってしまうのも考え物だ。このあたりはバランスよく掘り進めよう。
気にせず特攻
前項には相手の領域とつながらないように壊せと書いたが、相手よりアイテム的に有利(ボムが複数、キックorパンチ持ち など)な場合は、あえてつなげて攻撃しに行くのも手だ。「卑怯?とんでもない、運がよかっただけです。」
相手の壊せるブロックを少なく
あと1ブロックで繋がるという状況になるように、こちらから持っていくのが賢い。そうすれば相手が壊せるブロックが減り、結果的に相手より有利になることができる。相手が気にせずつなげてきても、そのときでたアイテムはこちらがとることができる。
中盤の戦い方
終盤まで残らないことには当然だが勝ち目はない。はやる気持ちは抑え、手堅くアイテムを回収しながら生き残ろう。
ブロックを利用するチャンス
アイテムは揃ってきたが、まだブロックは残っている、という中盤こそできるのがブロックを利用した攻め方だ。ほんの一例に過ぎないが、この例では、、の順に爆弾をおき、が爆発したら目の前の爆弾をに向かって蹴り込めば擬似的にブロック貫通を再現できる。油断している相手くらいになら効くかもしれない程度の技。
終盤の戦い方
実力差がもっとも顕著に出るのがこの終盤。アイテムに差があっても、立ち回り次第では生き残ることも、倒して勝つことも可能である。また、多様な爆弾の繋げ方が有効なので技を披露するにも最適だ。
自分の力に自信を持って、自分の戦い方で戦って欲しい。
アイテム編
終盤・中盤で爆弾にはさまれて死ぬなどといったことはとてもみっともない。しかし、自分の持っているアイテムをしっかり把握して、適切に動けばそういったミスは極力減らすことができる。
スピードがない
スピードアップを取りきれないことはよくあるが、速すぎてやりにくいという人を除けばもちろん不利な状況だ。このスピードの遅さを補うのが各種補助アイテムだ。歩いていったのでは届かない位置に爆弾を置きたかったらグローブ、逃げ切れないならキックやパンチで回避といった具合。そして敵の位置をしっかりと把握し適切に動けば勝機は見えてくるだろう。
キックとパンチがない
すなわち回避アイテムがないということ。挟まれたらその時点でご愁傷様。なんてことにならないように心がけるべきことは、できるだけ相手から離れるように動きながら牽制することだ。理由は簡単、うかつに敵に近づいたら簡単に挟まれてしまうからだ。このとき、最適な通路を考えながら動くようにすること。地の不利を取ってしまうと、それだけで致命的になってしまう。
パンチはあるがキックはない
一見問題無いように見えるこの状況だが、進行を妨害されたらいちいちパンチを使っているようでは、タイムロスが大きくなってしまうという大問題をはらんでいる。ヘタをすると、相手にいいように次々に導かれ、最後にポコっとやられてしまう危険性があるのだ。この状況になったときはできるだけ混戦は避けること。仕方なく混戦になってしまった場合でも、パンチしないで済む道を探したり、少ないパンチの回数で逃れられる道を探そう。どうしても慌ててしまう状況の中、どこまで落ち着いて処理できるかが鍵になる。
グローブがある
グローブを持っていれば、攻撃面では大きな戦力となり得る。キックと違い好きなところに爆弾を落とせる上パンチよりも射程が長いことから、相手の意表をつく攻撃を繰り出しやすいのだ。ワンパターンにならないように、積極的に使っていこう。
無敵キター!
とれば天国、とられれば地獄となる無敵スーツ。確かに相手によっては死を覚悟しないといけなくなることもあるが、連続した誘爆ができないオンラインでは、大した相手ではない場合は落ち着いて対処すれば逃げ切る道もある。
まず、襲ってきたらできる限り爆弾はおかず、ひたすら逃げる。真正面に来たら、適切にニ連置きで進行を妨害する。難しければ、がむしゃらに連続置きでもいいだろう。これだけで相手はかなりペースを崩すはずだ。あとはちょっとした避けの経験があれば難なく乗り切れるかもしれない。
自分が取ったら、適当に突っ込むのではなく、「やりすぎのカウンター」を狙いにいくといい。普段では追いきれないところまで爆弾を置いて倒そう。爆弾が沢山とラインボムあるのなら、ラインを乱発するのも効果は高い。
局面と戦術まとめ
このように、状況に応じて戦い方を変えていかないと勝機は見えてこないだろう。どんな状況でもあきらめることのないように、訓練をつもう。