ボンバーマンはムズカシイ

ボンバーマンというゲームは、作り手にとってはきっと恐ろしくシビアなゲーム。おもしろくしようとして、そう簡単におもしろくなってくれるゲームではないと思う。前作BOは、ユーザーが進んで「Road縛り」「初×序×水玉×ルーイ×無敵×ムック×チキン×」などの暗黙の了解を沢山作ったがために、ゲームバランスが保たれていた節がある。

BOJのように、いろいろな要素を詰め込んでしまったら、その分ユーザーが選択する余地がなくなる。ユーザー側でゲームバランスを調整することがしにくくなるということ。だから、BOJはイマイチな仕上がりに見えるんだと思う。

対戦ゲームのゲームバランスを考えさせたらピカイチなのが、セガ社だと思う。バーチャファイター、ぷよぷよフィーバーを生み出した。バーチャに至っては、もう5作目ともなるのもにも関わらず、ゲームバランスの調整を怠っていない。本当に驚異的なメーカーだと思う。対戦ゲームに対してとてもストイックな姿勢。惚れ惚れする。

そんなセガでさえ、ボンバーマンをBOJと同じ方針で作らせても、やっぱり満足いくゲームは作れないと思う。スマブラの桜井政博氏でさえ無理だと思う。ボンバーマンというゲームはいろんなところシビアすぎるから、モーションのウェイトをひとついじっただけでも、その影響で変化する有利不利の状態が何十にもなる。意味不明だけど。まあ、そうなる原因は、多人数対戦だからだと思う。とにかくこのゲームは、設計が難しいと思う。

BO以外のゲームはサッパリやらない癖にそんなことを考えながら、BOJのアンケートに答えた。

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